パンタナル・レーススタート

朝起きると既に明るく、村に着いていた。まずは地元の子供と村を一周する。


本当に回りに何もない。どうやって子供達が通うかというと、恐らく川の船だろう。セスナの飛行場もあったかも。学校の敷地は開けていてプールもあり、粘土細工の作品や広場があって環境が良かった。本をプレゼントして焼き肉やポンデケージョ(チーズパン)、フルーツなどを食べスタートに備える。学校に通う子供達は家までの距離があるため、2週間泊まり込みで勉強し、2週間は家に帰って牧畜等の手伝いを
するそうだ。


ニューハレを張る。


レーススタートは十三時。五分ほど前から川に入ってスタートに備える。カヤックのシートがコルンバにあるということで手に入らなかったが問題ではないだろう。


スタートして先頭からは徐々に離れていくが、自分たちのペースでパラグアイ川を漕ぎ上がる。ハニさんと組むタンデム。


約三分の一が本流を漕ぎ上がり、少しのあいだ水路、その後湖のような場所に出て半分ほどを漕ぎ、23時頃トランジションへ到着。靴は防水袋の中に入れてあったので乾いたまま足を入れ、27kmのトレッキングへ。蚊がいる。一本の林道を歩いていき、CPについた。コーヒーやフェイジョアーダ(マメと肉の煮込み料理)などの食事があったのでたくさん食べることができたが、あまり腹も減っていなかったのでスイカだけ食べて出発。コーヒーも美味しかった。そういえばここまであまり何も食べていなかった。スタートダッシュで手が空かなかったのもある。


先ほどのCPから牧場の中を伝って登山口へ。標高はさほどでもない300mくらいの山に登る。登山道はついていた。そして標高が上がるにつれ蚊がいなくなり、涼しい風が吹くようになった。