パンタナル・レース7日目

昨日はCP17で中締めの様相を醸していたこともあり、7時頃暗くなるとすぐ眠ってしまった。

その前の日もイッピランガの集落が見つからず即寝たので二日連続である。イッピランガ前に寝てしまったのはまさにチームが6つほど固まっているところに入ってしまったので失敗だったが、この時点ではどうしようもなかった。トレッキング中盤で「全コースを行くのは難しい」と感じていたが、この中締めも想定外であった。朝6時頃起きるとだんだん明るくなってきた。蚊もおらず、ダニに噛まれていたのを取ったが他は総じて快適で幸せだった。充分眠れたし。そして聞くと、コルンバの空港が雨でセスナが飛べないということで、さらに寝た。昼頃又起きて準備しているとセスナが飛び出し、我々の順番までに昼食も出てきて塩味の肉、ご飯、マッシュポテト系の食べ物を頂いた。肉の塩味がなかなかで美味しかった。

15時頃やっと飛び立つ。

セスナから見るパンタナルの湿原は絶景だった。

2、3の農場や牛が見えた。文明からここまでは慣れている世界もそうないような気がする一方、ほんの数十年ほど前までは地球の大部分でここと同じような生活か営まれていたのであろう。特にイッピランガとサンミゲルの農場は印象に残った。こんなところで生活している人が居るのだ、と。コスタリカのチリポ山を下山した後の、先住民の集落と同じだ。


さすがセスナは速く、CP20には30分ほどで降り立ち、MTBを組み立てて17時にスタート。20時にCP21の関門ということで、スタッフから50kmと聞いていたので飛ばしていくが地図を見てもまだまだである。

結果的に100km程度あって翌日午前3時半頃着いた。長かった。しかも食料の入っているボックスCはCP25にあるということで、今回はアクセスできない。結果的にCP17にあった食料袋から大量に用意しておくべきだった。何と言うことか。大会側もひどいものである。とにかく、最終日前日にしてやっとMTBに乗ることができた。MTBはトレーニングが不足しすぎていて最初に右ひざが痛くなり、次に左まで痛くなってきた。まあ漕げない程度ではなかったので右足にテーピングをしてしのいだ。