仕上げトレーニングDay2

寒いなりに意外と眠れたキャンプの後は5時半起床で着替え、ウェットスーツを着てシーカヤックの準備を始めました。暗い中、水に入る準備をするのはかなり厳しいものがあります。全く個人的な感想ですが、アドベンチャーレースをするときはどうしても「寒さ」との戦いが印象に残っています。学生時代ポルトガルのレースにむけて準備し、参加したときも11月の終わりから12月で、しかもその年に限ってヨーロッパには寒波が来ていたので泣きを見ました。そして今回も本格的にチームを組んで合宿をスタートしたのが11月の愛知、12月の伊豆、今回のさいたま、2月のパタゴニアと来ているので、結局どこも寒いです。


荒川で漕ぐことは決まっていたので、戸田公園でちょうどいい出廷場所を見つけて朝8時から午後4時前まで漕ぎ続けました。最初は下流に向かって漕ぎ、河口を通り過ぎて千葉側へ漕ぎ続け、東京ディズニーランドを超えてしばらくして3時間半が経過したので折り返し、再び荒川をさかのぼって河口から22km地点にある出廷場所へ戻ってきました。意外に思うかもしれませんが、荒川は河口から30km以上もある堰堤まで潮の満ち引きがあります。このため今回は下るときには引き潮、登るときには上げ潮で風向きも味方し、アベレージで時速10km弱のスピードが出ていました。


イーストウィンドが日本最強たるゆえんは、ここでトレーニングが終わらずカヤックを車に乗せた後は武蔵五日市へ移動してトレッキングを続けることです。コンビニに寄って補給した後、シュラフとテントを背負ってハセツネコースの逆回りをスタートしました。